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さくらんぼパクパク

たろうは日本人学校の小学部1年生。
その前の幼稚園時代はインターナショナルスクールに通っていた。
日本語環境・英語環境が半々の人生とは、
両方できるともいえる&二兎を追って両方ゲットできんのかーやれんのかー?
ということでもある。

予想どおり、日本人学校での滑り出しは苦労の連続で、
周りのお友達にずいぶん助けてもらった様子。
ある意味ハンデを抱えた自分が、どうやってピンチを切り抜けるか。
協力者を作っていけるか、って生きるスキルをどんどん学んでたと信じよう。
今でも相変わらずだとおもうけど、だいぶ自分でできることが増えてきた。

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そんなこんなで机に向かって勉強する習慣が多少ついてきた、たろう。
毎日、宿題と格闘している。
小学校1年生の授業って国語と算数が大半なのね。
そして宿題も国語と算数の両方課題があり、ガッツリやると1時間半かかる。
これは果たして年齢に見合った量なのか?
(これじゃ毎日宿題だけで放課後終わるよスポーツや遊びも大事だろ)
と疑問も感じつつ一緒につきあっている。

今どきの算数って面白い教え方するのね。
「さくらんぼ計算」。
初めて知りました。
繰り上がりの計算(10以上の数字を扱う)になったとき登場。

例えば

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13-5=
の場合は、3から5は引けないので3は脇に置いといて(これがさくらんぼ)、
10から5を引こう。いくつ?

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こうなるとすべて10以内の数の計算になるのでラクチン。
「5!」
で、置いといた数と合わせるといくつ?

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5と3で。。「8!」
引き算なのに足し算登場な感じで複雑だけど、順序よくやればできている。

でも何かこれだけでぜんぶやっつけちゃうとめんどくさい感じも。
そこで自分がやってた別のやり方も教える。
名付けて「パクパク計算」。

例えば

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13-5=
の場合は、「5」というパックマン怪獣がまず「3」を食べちゃう。

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すると残りは10で、「怪獣はあといくつ食べるチカラがあるか?」
と聞くと「2!」

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13から3はなくなってるので「10」から「2」引こうか。

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いくつ?
「8!」

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前者は「減加法」(引いてから足す)といい、
後者は「減々法」(引く数5を3と2に分解して2回引く)
という学術名があるらしい。ふーん。

毎日ちょっとだけど、前に進んでる感じのたろうの勉強。
今は目の前にある課題にマジメに取り組もう。

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